ベクター、SPICEレベル3を達成

MB-technology社が承認したプロセス改善

Vector Informatik GmbHは、「組込ソフトウェア コンポーネント」のビジネス分野においてHIS適合性評価を受け、成熟度レベル3を達成しました。

Vector Informatik GmbHは、継続的なプロセス改善を行っています。 そのモチベーションとなっているのが、顧客満足度、品質改善、効率向上です。 ISO/IEC TR 15504に基づいたHIS適合性評価の中で、組込ソフトウェア コンポーネント開発部門がSPICEレベル3を達成しました。シュトゥットガルトに本社を置くこの会社は、組込ソフトウェア コンポーネントを提供する企業の中でも、このSPICE成熟度レベルでのプロセスを実行できる数少ない1社となっています。 ベクターのお客様は、高い品質基準を満たす、技術面での革新的なソリューションを得ることができます。 このプロセス アセスメントは、2005年10月にMB-technology GmbHによって実施されました。



評価対象となるプロセス範囲は、ISO/IEC TR 15504に基づくHIS-Scopeを含んでいます。HIS-Scopeのフレームワークにおいて、以下のプロセスがベクターの組込コンポーネント ビジネス分野に関係します。

  • ソフトウェア要件分析:設計のベースや、検証活動へのインプットとしてのソフトウェア要件を確立します。 適用範囲はお客様と共同で決定します。

  • ソフトウェア設計:ソフトウェア要件から実装のベースとなる仕様書を作成します。 そのため、要件をアーキテクチャの機能要素に割り当て、その依存関係を記述します。 さらに、アーキテクチャの機能要素を定義します。 要求される特性に対する技術面での解決方法が、段階的に再定義されていきます。

  • ソフトウェア構築:利用するアーキテクチャに対応したプログラムの設計を行います。 プログラミングでは、内部規則とMISRAガイドライン (Motor Industry Software Reliability Association) が考慮され、さらには、不可避な逸脱が特定されていきます。 規定されたテストにより、プログラムに割り当てられた要件について検証していきます。 再利用可能なプログラムが、このプロセスにより得られる成果となります。

  • ソフトウェア統合:アーキテクチャの記述に従って、プログラムを統合します。 統合されたソフトウェアは、割り当てられている要件に対して自動的にテストされます。 再利用可能なプログラムを組み合わせてお客様固有のソフトウェア パッケージを作成し、テストします。

  • プロジェクト管理:プロジェクトに必要な活動、リソース、ツールとその使い方の特定、計画、追跡を行います。 プロジェクト完了時期の計画と追跡は、それぞれのお客様の要求のもとで行います。 さまざまな使用条件に対応可能で効率的な標準ソフトウェアを使用して、多様なお客様の要求を満たすことが重要な課題です。 それぞれのお客様向けのプロジェクトのハンドリングは、eASEEというVector Consulting GmbHのソフトウェア ツールで監視します。eASEEは、技術に関するビジネス プロセスを管理可能にします。

  • 構成管理:ソフトウェアのベースラインと関連するドキュメント、ツール、ファイルの一貫性を保証します。 関連するすべての作業成果物は、ソフトウェア プロジェクトの各ベースラインが適切に統合されることを保証する構成管理環境の中で管理します。

  • 品質保証:プロジェクトの一部として計画します。 活動とプロセスが、適切かつタイムリーに、そして完全に実施されように監視します。 ベクターの組込コンポーネント ビジネス分野では、 特定の種類のプロジェクトが繰り返し行われる場合が多く、 それらに対しては、容易に繰り返すことができるよう、プロセスと方法がカスタマイズされてきました。 そうすることにより、効率的な品質プロセスと、社内用ツールによるサポート体制を確立することができます。

  • 問題解決:エラーが発生した場合に、影響を受けるすべての作業成果物を特定し、修正と確認作業を行います。 このプロセスは、基礎となるHIS-Scopeの一部ではありませんが、 Automotive SPICETMに準拠する新しいHIS-Scopeの一部となることが予定されているため、言及されています。

ここでは、以下のHISプロセスは、ベクターの組込コンポーネント ビジネス分野に関係ありません。

  • システム要件の分析と設計:ベクターの組込コンポーネント ビジネスの提供物はソフトウェア コンポーネントであるため、評価の対象ではありません。

  • ソフトウェア テスト:ベクターは、完成されたソフトウェア製品を納品するのではなく、設定により様々な使用条件に対応可能なソフトウェア パッケージを提供しています。そのため、ベクターの組込コンポーネント ビジネス分野に対しては、本プロセスの評価を限定的にしか適用できません。 ソフトウェアに対する設定は、お客様 (サプライヤまたはOEM) が行うため、OEMのネットワーク構成によってかなり違ってきます。 つまり、完成したソフトウェア製品としてのテストは、ベクターからの出荷時点では実施できません。 かわりに、ソフトウェア テスト プロセスは、ソフトウェア構築プロセスにて、統合テストおよびコンポーネント テストとして完全にカバーされています。

  • システム統合:ベクターの組込コンポーネント ビジネス分野の提供物はソフトウェア コンポーネントであるため、評価の対象ではありません。

  • サプライヤ監視:ベクターの組込コンポーネント ビジネス分野ではサプライヤを管理する必要がないため、評価対象ではありません。

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© 2006-2008 Vector Japan. 最終更新日: 2008-08-14

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